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2015年05月13日
参加者のバックグランドで面白いようにコントラストがついた、変化にとんだ「共感的コミュニケーション」でした。
皆さん こんにちは!いるかビレッジは今日も元気です。
4月20日は、NVCの講座でした!
NVCって何?という方も多いかもしれないですが、ノンバイオレンスコミュニケーション直訳すると非暴力ですが、共感的コミュニケーションという言葉で日本では普及しています。(詳しい解説は最後に記述します。)
共感的コミュニケーションは意図がはっきりしていることと、いろいろなレベルの問題に対応できるので世界的に広まっていて、パレスチナやアフリカの紛争の調停・対話の場でも使用され長老同士のコミュニケーションに役立っているそうです。
今回は、お坊さん、主婦、レジリエンス歴10年の主夫という少人数だがユニークなメンバーでした。
学びになったのは、怒っているなど感情をあらわにしている人に、「怒っている?」などを図星をさすと、ますます怒りに火に油を注ぎます。そういう時は怒りの中に「どういう感情が元になっているのかな?」とちみつに観察すれば、「悲しい」「さみしい」とか別の感情から来ていることがわかるそうです。そうして、、「悲しい」「さみしい」とかの感情に寄り添い、相手をジャッジしない、気持ちにフォーカスする眼差しが共感を呼ぶそうです。
少人数だったということもありレクチャーを済ませると、一人ひとりワークショップの時間をじっくりとりました。
まずスピーカー最近起こった感情が湧き上がったことを30秒位で発表しました。これは、どんなささいな事でも、込み入った事情でもいいそうですが、今回あったような長い話は焦点を絞ります。

そして、グループメンバーから感情(Feeling)のリスト(A必要が満たされたときに体験する、気持ち/感じ・B必要が満たされていないときに体験する、気持ち/感じ)を元にして「~さんはその時に~気持ちでしたか?」と聴いて回る。
5人の組でやったのですが、3周くらいしました。
この時にAポジティブかBネガティブで一方向にリストにある言葉を選ばずに、例えばネガティブなエピソードなのに満たされている気持ちの言葉がぴったり来る時もあるそうです。
その後スピーカーがメンバーから質問された気持で自分が感じた感情(Feeling)に近いものを4つくらい選びます。
そして、グループメンバーは再びニーズ(Needs)のリストから言葉を選んで「~さんが~感情(Feeling)と感じたのは~というニーズ(Needs)を大事にしているからですか?」と順番に質問していきます。

最後に、スピーカー自分がピッタリ来る感情(Feeling)とニーズ(Needs)の組み合わせを3セットほど選び、メンバーにどうしてその組み合わせなのかをシェアしました。その時に、別の感情(Feeling)の列にあったニーズ(Needs)が違う組み合わせになったり、質問された時は「いいえ」と答えていたものが選ばれることもあり、ワークショップを進めるとより深く自分の感情に向き合えるそうです。

●参加者の声
■興味深い時間をありがとうございました!
心理学や精神学の世界は、全然知らなかったのですが、噛み砕いて説明してくださり、分かりやすかったです。
カードも使っての練習が特に理解しやすく、自分でももっと練習が必要と感じました。
実践してみてわからない事が出てきたら、また習いに参ります!
(万里先生)ありがとうございます!ありがたいですー。NVCはすぐ使えると同時に、なんでうまく使えない?という壁にもすぐぶち当たるのではと思います(笑)。でも、やることは常にぶれませんので、またぜひおいでくださいね。
■先日のNVCワークショップでは大変お世話になりました。また、貴重な学びの場をご提供いただき、感謝申し上げます。 遅くなりましたが、感想を送ります。今後も定期的にワークショップに参加したいと思いますので、ご指導宜しくお願い申し上げます。
・率直な感想として、NVCの考え方や方法論が仏教のそれと共通項が多いことに驚きました。
・「裏切られた」「見捨てられた」が感情ではなく、自分の評価、判断であることは全く意識しておらず、とても腑に落ちました。
・普段、寺での法要や檀家さんのご自宅でのお参りの際には、出来るだけ善悪の判断をしない対話を心掛けていましたが、このワークショップを通して「沈黙の共感」「判断しない眼差し」の難しさをあらためて感じました。
・カードを使ってのワークショップはとても学びが多かったです。質問する側もされる側も頭を通さず尋ねることでこんなにも心の負担が少なく、される側も探られている感がなくて済むのだと実感できました。また、カードを使うことで普段しないような質問もでき、発見がたくさんありました。
・矢継ぎ早に様々な角度から質問を受けると、とても素直に自分を見つめることができ、自分でも気付いていなかった感情に出逢うことができました。
・ニーズが満たされていないと素直にリクエストが出てこないというのは、様々な場面での判断基準となり得ると感じました。
(万里先生)くわしい感想をありがとうございました!私もとても参考になります。
NVCのトレーナーたちで禅を学んでいる人たちはけっこう多く、日本に来ると禅寺に数週間 こもりに行く人もいましたし、僧籍をもつトレーナーもいます。またぜひお話ししましょう!
スタッフとしては手書きのアンケートだと帰り際バタバタしてしまって書いてもらえない時が多いのですが、プライバシーの都合上、割愛させていただいたアンケートも多いので、後日メールで送ってくださる気持ちのこもった文章はとても励みになります!
今回は参加者のバックグランドで面白いようにコントラストがついた、変化にとんだ「共感的コミュニケーション」でした。
次回は5月25日また参加したいと思います。
共感的コミュニケーションとは?
NVC(Non-Violent Communication,非暴力コミュニケーション)
コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。
カール・ロジャ-ス博士の弟子のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって体系付けられました。
具体的なやり方は、観察・感情・ニーズ・リクエストの4つの段階に分けて、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していきます。
アタマで判断・批判・分析・取引などするかわりに、自分自身と
相手の心(ハート)の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)・ニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心からつながりながら共感を伴ってコミュニケーションをすることを主眼にします。(ラーニングNVCプロジェクトのサイトより引用)
4月20日は、NVCの講座でした!
NVCって何?という方も多いかもしれないですが、ノンバイオレンスコミュニケーション直訳すると非暴力ですが、共感的コミュニケーションという言葉で日本では普及しています。(詳しい解説は最後に記述します。)
共感的コミュニケーションは意図がはっきりしていることと、いろいろなレベルの問題に対応できるので世界的に広まっていて、パレスチナやアフリカの紛争の調停・対話の場でも使用され長老同士のコミュニケーションに役立っているそうです。
今回は、お坊さん、主婦、レジリエンス歴10年の主夫という少人数だがユニークなメンバーでした。
学びになったのは、怒っているなど感情をあらわにしている人に、「怒っている?」などを図星をさすと、ますます怒りに火に油を注ぎます。そういう時は怒りの中に「どういう感情が元になっているのかな?」とちみつに観察すれば、「悲しい」「さみしい」とか別の感情から来ていることがわかるそうです。そうして、、「悲しい」「さみしい」とかの感情に寄り添い、相手をジャッジしない、気持ちにフォーカスする眼差しが共感を呼ぶそうです。
少人数だったということもありレクチャーを済ませると、一人ひとりワークショップの時間をじっくりとりました。
まずスピーカー最近起こった感情が湧き上がったことを30秒位で発表しました。これは、どんなささいな事でも、込み入った事情でもいいそうですが、今回あったような長い話は焦点を絞ります。

そして、グループメンバーから感情(Feeling)のリスト(A必要が満たされたときに体験する、気持ち/感じ・B必要が満たされていないときに体験する、気持ち/感じ)を元にして「~さんはその時に~気持ちでしたか?」と聴いて回る。
5人の組でやったのですが、3周くらいしました。
この時にAポジティブかBネガティブで一方向にリストにある言葉を選ばずに、例えばネガティブなエピソードなのに満たされている気持ちの言葉がぴったり来る時もあるそうです。
その後スピーカーがメンバーから質問された気持で自分が感じた感情(Feeling)に近いものを4つくらい選びます。
そして、グループメンバーは再びニーズ(Needs)のリストから言葉を選んで「~さんが~感情(Feeling)と感じたのは~というニーズ(Needs)を大事にしているからですか?」と順番に質問していきます。

最後に、スピーカー自分がピッタリ来る感情(Feeling)とニーズ(Needs)の組み合わせを3セットほど選び、メンバーにどうしてその組み合わせなのかをシェアしました。その時に、別の感情(Feeling)の列にあったニーズ(Needs)が違う組み合わせになったり、質問された時は「いいえ」と答えていたものが選ばれることもあり、ワークショップを進めるとより深く自分の感情に向き合えるそうです。

●参加者の声
■興味深い時間をありがとうございました!
心理学や精神学の世界は、全然知らなかったのですが、噛み砕いて説明してくださり、分かりやすかったです。
カードも使っての練習が特に理解しやすく、自分でももっと練習が必要と感じました。
実践してみてわからない事が出てきたら、また習いに参ります!
(万里先生)ありがとうございます!ありがたいですー。NVCはすぐ使えると同時に、なんでうまく使えない?という壁にもすぐぶち当たるのではと思います(笑)。でも、やることは常にぶれませんので、またぜひおいでくださいね。
■先日のNVCワークショップでは大変お世話になりました。また、貴重な学びの場をご提供いただき、感謝申し上げます。 遅くなりましたが、感想を送ります。今後も定期的にワークショップに参加したいと思いますので、ご指導宜しくお願い申し上げます。
・率直な感想として、NVCの考え方や方法論が仏教のそれと共通項が多いことに驚きました。
・「裏切られた」「見捨てられた」が感情ではなく、自分の評価、判断であることは全く意識しておらず、とても腑に落ちました。
・普段、寺での法要や檀家さんのご自宅でのお参りの際には、出来るだけ善悪の判断をしない対話を心掛けていましたが、このワークショップを通して「沈黙の共感」「判断しない眼差し」の難しさをあらためて感じました。
・カードを使ってのワークショップはとても学びが多かったです。質問する側もされる側も頭を通さず尋ねることでこんなにも心の負担が少なく、される側も探られている感がなくて済むのだと実感できました。また、カードを使うことで普段しないような質問もでき、発見がたくさんありました。
・矢継ぎ早に様々な角度から質問を受けると、とても素直に自分を見つめることができ、自分でも気付いていなかった感情に出逢うことができました。
・ニーズが満たされていないと素直にリクエストが出てこないというのは、様々な場面での判断基準となり得ると感じました。
(万里先生)くわしい感想をありがとうございました!私もとても参考になります。
NVCのトレーナーたちで禅を学んでいる人たちはけっこう多く、日本に来ると禅寺に数週間 こもりに行く人もいましたし、僧籍をもつトレーナーもいます。またぜひお話ししましょう!
スタッフとしては手書きのアンケートだと帰り際バタバタしてしまって書いてもらえない時が多いのですが、プライバシーの都合上、割愛させていただいたアンケートも多いので、後日メールで送ってくださる気持ちのこもった文章はとても励みになります!
今回は参加者のバックグランドで面白いようにコントラストがついた、変化にとんだ「共感的コミュニケーション」でした。
次回は5月25日また参加したいと思います。
共感的コミュニケーションとは?
NVC(Non-Violent Communication,非暴力コミュニケーション)
コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。
カール・ロジャ-ス博士の弟子のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって体系付けられました。
具体的なやり方は、観察・感情・ニーズ・リクエストの4つの段階に分けて、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していきます。
アタマで判断・批判・分析・取引などするかわりに、自分自身と
相手の心(ハート)の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)・ニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心からつながりながら共感を伴ってコミュニケーションをすることを主眼にします。(ラーニングNVCプロジェクトのサイトより引用)
この記事へのコメント
実質的な効果はあるのでしょうか?利用者のコメントもなく、実用性があるように感じられません。もう少し具体的に共感的コミュニケーションを体感した結果論など具体的に記載してほしいです。
Posted by キッコーマン at 2016年05月21日 10:25