2015年07月14日

自分がぶつかっておいて「気をつけろ!」とは? 「ホッとした」!

皆さん こんにちは!いるかビレッジは今日も元気です。

6月15日の、NVCの講座報告の続きです!

 今回、スタッフが共感的コミュニケーションの真価を発揮したと強く感じたのは中学生のころのエピソードでした。中学生のころのスタッフがときわ通り商店街の精文館書店の前を歩いていると、後ろから来た自転車がぶつかってきて通過して止まり「気をつけろ!」と言われて、不良っぽい人だったので思わず最敬礼で「ごめんない」と大声で謝りました。そうすると不良は気勢が削がれた感じで、「わかりゃいいんだよ!」と過ぎ去ってきました

このことは嫌な思い出として記憶の片隅に残っていて、今回例題に上がったので思い出したものです。最初はやはり「怖かった」「なんでぶつかってきた方がえらそうなんだ?」「理不尽」「なんで僕が謝ってしまったのか?」など、色々な「気持ち」と「考え」が渦巻いてました。

 しかし、万里先生に、その時の「気持ち」はと突っ込んでもらっていると、意外な「気持ち」が浮かび上がってきました、それは「ホッとした」です。みるからに不良っぽい人で自分がぶつかっておいて「気をつけろ!」というくらいので、とても話が通じる相手と思えず、これ以上因縁つけられたらどうしよう?という「恐怖」がありました。
ところが、最敬礼で「ごめんない」と大声で謝ったら、すんなりと開放・許して?くれた。これは、話が通じた「コミュニケーションに成功」したとも言えるのではないか?

 ここで、嫌な思い出であったものが小さな成功体験でチェンジして、万里先生の見立てでは、その後のスタッフのコミュニケーションの積極性へプラスになったのでは?という解釈もできるそうです。こうやって、マイナス思考におちいりがちなスタッフも嫌な思い出を共感的コミュニケーションで「気持ち」を転換できたら新しい意味付け・意識付けできそうです!

 さらに、驚きだったのはこの一連のワークというかやりとりは万里先生を駅まで送る運転中の十分ほどのわずかな時間の出来事で、答えを出そうと思っていなくて話の流れでタマタマ起りました。正直、スタッフは何回も共感的コミュニケーションを受けていると新鮮さがなくなったのか、例えばワークショップ「エンパシー・ポーカー」のカードで気持ちを聞かれても「これだ!」って思える感覚が鈍くなってきている気がしていて、感想を聞かれても他の参加者のように素直に出てこない歯がゆさがありました。5回以上も体験したので、もしかしたら共感的コミュニケーションのプロセスで「気持ち」と向き合うことが身についてきたかもしれません。

 改めて、月に一回とはいえ継続して参加していることと、万里先生の適切な問いかけがあったということで、一人で練習する以上に複数を相手にワークショップすることの有効性を確かめられました。


●参加者の声
■初めての参加です。どの様な事をやるのかわからなくて心配でしたが、楽しく過ごすことが出来ました。好奇心がいくつになっても必要ですね!

■判断・評価、情報に持って行かれやすいので、Feelingに注目!をくり返し練習していきたいが、考え、思考を表現してもらうことで、Feelingにつなげていける体験ができた。エンパシーポーカーでみんなから共感をもらうとうれしい!!元気が出る!何かできそうな気がする!希望がもてる!楽しかったです♡ありがとうございました。

■すごく勉強になりました!初めての参加で、今日知った・実感したのはほんの氷山の一角やろうけど、可能性を感じれて、ワクワクしました。NVCで人間性レベルアップして、たのしく、ここちよく、生きていきたいです。またよろしくおねがいしまーす。(^_^)

今回はランチの時間は参加者のプロフィールの公開を必要最小限に絞り、そのまま午後の時間に突入していきました。ワークショップ終了後に参加者からプロフィールの話題提供が相次ぎ2時間延長して話に花が咲いた「共感的コミュニケーション」でした。

次回は8月17日また参加したいと思います。


  

2015年07月09日

夏休みの思い出としてファミリーバーベキュー、いるかビレッジに集まりましょう!

東三河スマートバーベキュー協会の牧野 新一郎さんからうれしいお誘いありました!

『ファミリーバーベキューをテーマにしたイベント開催いたします!
7月25日(土)、いるかビレッジ-食べられる森-にて!
ファミリー、子連れママさんどんと来い!(笑)』



https://www.facebook.com/events/1109985159031478/

いよいよ夏休み!
子供がずーっと家にいる!!

…いま、恐怖を覚えたお母様に朗報です(笑)
夏休み一発目、テンションの上がったお子様を連れてBBQを楽しみませんか?

お子様連れでBBQはたいへん!?

いえいえ、そんなことはありません。
東三河スマートバーベキュー協会のインストラクターが、お子様連れでも楽しめる「ファミリーバーベキュー」をコーディネートいたします!
是非ファミリーでバーベキューをお楽しみください!


●会費は、大人(中学生以上)3,000円、子供(小学生)1,000円、小学生以下無料

●「女性のための気分が上がる美姿勢・ウォーキング講座」同時開催!

●手ぶらで来るだけ!器材はこちらで準備します

●飲み物、マイ箸・マイ皿だけ、ご用意ください

●お子様連れ大歓迎!もちろん、お子様連れでなくてもご参加いただけます


日時:2015年7月25日(土)11:00~
場所:いるかビレッジ-食べられる森- 豊橋市牛川町字東側61

会費:大人(中学生以上)3,000円、子供(小学生)1,000円、小学生以下無料



  

Posted by irukavillageday at 14:19Comments(0)イベント情報

2015年07月08日

いるかビレッジもエコビレッジの必須項目ということで一年間、共感的コミュニケーションを運営してます。【6月15日前半】

皆さん こんにちは!いるかビレッジは今日も元気です。

 6月15日は、NVCの講座でした!NVCって初めて聞く?という方もいるかもしれないですが、ノン・バイオレント・コミュニケーション直訳すると非暴力ですが、共感的コミュニケーションという言葉で日本では普及しています。

(詳しい解説は最後に記述します。)

 よく市民活動でこのままではダメ!と社会問題に対して反対メッセージの活動をしていて、伝わらないあせりからガラガラガッシャーンと人間関係が崩れてしまう事があります。それに対してNVCでは「共感」をキーワードにトランジションタウンやパーマカルチャーなど次の時代をつくるムーブメントやファクターとつながりながら、社会活動・政治活動にも取り入れることができる応用範囲が広いコミュニケーションスキルです。いるかビレッジもエコビレッジの必須項目ということで一年間以上、講座を運営しています。

 今日の参加者は、奥三河で自然体験を企画している方、ベビーマッサージティーチャー主婦、政治家、産院勤め人というメンバーでした。
最初にチェックイン、みんなで呼吸、10秒息を吐くエクササイズ。意識的に副交感神経に働きかけます。共感的コミュニケーションでは、言葉上のコミュニケーションだけではなく、コミュニケーション時の体の反応など身体的な動きにも着目します。

 最初に初めての方もいたので「繁華街で歩いていて、突然ぶつかられて何もなく立ち去られた時に、どういう気持でした?」というシーンをイマジネーションしました。
これがやってみると意外に難しくスマートフォンを操作していてというシーンを想定して「危ない」「熱中しないで」「気をつけて欲しい」「もっと前を見て」「事故になる」とか色々な言葉は浮かぶのですが、肝心の「気持ち」がなかなかでてこない。スピーカーも他の参加者も黙りこんでしまいました。

 起こってしまったことに「謝って欲しい」というのは頭で「考え」ている。「考え」ることはよくあるが、「気持ち」を表現する言葉は少ない。そこで共感的コミュニケーションでは感情(Feeling)のリストを活用して「気持ち」を掘り起こします。
はじめての経験だったこともありますが、自分の「気持ち」を探すのは本当に難しい。それは、当てっこではなく「これでいいのかな?」という自分との対話です。共感的コミュニケーションはいわば気持ちのお手伝いです。

移り変わる「気持ち」に目を留め、わからない時は体に聞くしかないので呼吸法などを使い、対話の時に相手の言葉を聞くと同じくらい表情や体の動きなど反応に注目します。

 次にワークショップ「エンパシー・ポーカー」の時間をじっくりとりました。
まずスピーカーが最近起こった感情が湧き上がったことを30秒位で発表しました。これは、どんなささいな事でも、込み入った事情でもいいそうです。
そして、グループメンバーから感情(Feeling)のリスト(A必要が満たされたときに体験する、気持ち/感じ・B必要が満たされていないときに体験する、気持ち/感じ)を元にして「~さんはその時に~気持ちでしたか?」と聴いて回る。
5人の組でやったのですが、3周くらいしました。
この時にAポジティブかBネガティブで一方向にリストにある言葉を選ばずに、例えばネガティブなエピソードなのに満たされている気持ちの言葉がぴったり来る時もあるそうです。

 その後スピーカーがメンバーから質問された気持で自分が感じた感情(Feeling)に近いものを4つくらい選びます。
そして、グループメンバーは再びニーズ(Needs)のリストから言葉を選んで「~さんが~感情(Feeling)と感じたのは~というニーズ(Needs)を大事にしているからですか?」と順番に質問していきます。

 最後に、スピーカー自分がピッタリ来る感情(Feeling)とニーズ(Needs)の組み合わせを3セットほど選び、メンバーにどうしてその組み合わせなのかをシェアしました。その時に、別の感情(Feeling)の列にあったニーズ(Needs)が違う組み合わせになったり、質問された時は「いいえ」と答えていたものが選ばれることもあり、ワークショップを進めるとより深く自分の感情に向き合えるそうです。


はじめての試みでしたが、エピソードで話された相手の立場に立って、自分が相手ならどういう感情(Feeling)でニーズ(Needs)かを最初はカードで、慣れた方はリストだけを観て推察するワークショップをやりました。先生、上司、パートナー、子どもなど最初は自分が相手とのやりとりでどう感じたのかを探り、逆転して相手がどういうニーズ(Needs)を大事にしてどういう感情(Feeling)だったのかを推察しました。上達すると相手を自分に引きつけなくても、この人がどう思ったか考えられるそうです。
まったくのイマジネーション想像力の世界でしたが、ここでも予想外な感情(Feeling)とニーズ(Needs)が発見できて、今から新しいコミュニケーションがはかれそうな手応えを感じました。

【後半に続く】




共感的コミュニケーションとは?
NVC(Non-Violent Communication,非暴力コミュニケーション)

コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。

カール・ロジャ-ス博士の弟子のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって体系付けられました。


具体的なやり方は、観察・感情・ニーズ・リクエストの4つの段階に分けて、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していきます。

アタマで判断・批判・分析・取引などするかわりに、自分自身と
相手の心(ハート)の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)・ニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心からつながりながら共感を伴ってコミュニケーションをすることを主眼にします。(ラーニングNVCプロジェクトのサイトより引用)
  

2015年07月03日

三河地域でモバイルハウスあれば月3万円生活できますか?

 皆さん こんにちは!いるかビレッジは今日も元気です。

いるかビレッジには全世界からゲストお客様が、見学・視察に訪れます。
今日のお客様は、熊本の山奥三角エコビレッジサイハテで月3万円で暮らす小山和音さん。

 たまたま、スタッフがNHKの人生デザインU-29という番組http://www.nhk.or.jp/u29design/archives/15010/index.html
を観て、フェイスブックでメッセージを送ったことがきっかけでした。
放映後様々な反響あったようですが、ちょうど車で東京まで横断する予定があり、名古屋でイベント後に静岡までの休憩地点でいるかビレッジに訪れて頂きました。

 およそ、三年ぶりのいるかビレッジ近況報告に話の花が咲きましたが、
和音さんは、これから広さ2畳半ほどのモバイルハウスを作り、そこで暮らすというプレゼンを聞いて
かねてより自分の個室空間が欲しかったイルカマンが食いつきました!
木材さえ入手すれば、あとの部品は8万円くらいでできると聞いて、
真剣にいるかビレッジでもモバイルハウスつくろうか?と夢が広がりました。

和音さんは、モバイルハウスが完成したらそれを車で引いてノマドワーキングする多拠点生活に移るそう。
イルカマンも二つ返事で拠点にしてください!と快諾。

後半は、本業の音と映像を使ったワークショップ・プロジェクト http://kazunekoyama.com/s/ 
のデモンストレーションをしてもらって、何か一緒にイベントできそうな手応えありました!


いるかビレッジは、全世界から視察したいゲストお客様を受け入れています。
宿泊もできますので滞在型のエコビレッジを、どんどん訪れてください。




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
街中エコビレッジ いるかビレッジとは? http://www.irukavillage.org/
Elu-café(いるカフェ) http://elucafe.web.fc2.com/