2015年02月27日
共感的コミュニケーションとは?【前半】
皆さん こんにちは! 2月23日は、NVCの講座でした。 NVC(Non-Violent Communication)って何?という方も多いかもしれないですが、直訳すると非暴力コミュニケーションとなりますが、共感的コミュニケーションと 言い換えるとよりイメージが湧くのではないかと思います。
共感的コミュニケーションとは、コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくとい う、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。
この手法は、カール・ロジャ-ス博士の弟子のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって体系付けられました。 具体的なやり方は、観察・感情・ニーズ・リクエストの4つの段階に分けて、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していきます。 アタマで判断・批判・分析・取引などするかわりに、自分自身と 相手の心(ハート)の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)・ニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心か らつながりながら共感を伴ってコミュニケーションをすることを主眼にします。
(ラーニングNVCプロジェクトのサイトより引用)
今回は、初めての方が多かったこともあり、まず、2分間のエクササイズからスタートしました。 今どんな気持ちかを知ろうということで2分間、心を感じる時間を持ちました。
頭で考えてしまう癖がついているわれわれ現代人は、なかなか心に向き合うこと が難しく、体がしっくりこない、ムズムズふわふわ落ち着かないこともあるそうです。
やはり、初めてなので緊張する人が多く、思わず講師の万里先生が足を投げ出したり、天井にぶら下がったりしてもいいですよ!(笑い)とのアテンドもありました。

大切なのは、今この瞬間の気持ち=考えではなく、ぱっと気づけるようになるといいそうです。そうやって感情(Feeling)に向き合うことに意識づけが 大事なことを学びました。 もう一つ大事なニーズ(Needs)。これは日本語に訳しにくいそうですが、自分がこんな事を欲しているということ。わき上がってくる感情 (Feeling)の根本にある大事なこと。 ニーズ(Needs)があるから腹おち・腑に落ちるそうです。
今日のワークショップは、まず、最近起きた感情がわき上がったエピソードが題材ということで参加者が体験を披露しました。
どんな話かというと、
「コンビニでFAXを送ろうとしたら相手が話し中でうまくいかなくて、コピー複合機械の表示もどうしたらいいのか案内がなく困ったので店員を呼びました。そうしたら店員は画面上の指示に従ってくださいの一点張り。 画面を一度メニューに戻してしまったのでわかりませんが話し中でうまくいかずどうやったら再送信できるのか?自動ではやってくれないのか?をたずねても、 画面に表示された通りやってくださいとしか言わない。
送信できなかったのだからお金は戻ってこないのかをたずねた時に、お金のクレジットが減っていないことに気が付いて、もう一度最初から操作したら今度は送信することができました。しかし、自分のミスにも気が付いたので、ばつが悪く逃げるように店を出てきました。」
というもの。
それに対して他の参加者がスピーカーにどんな感情がわき上がったかを聞いてみました。「あなたは、~の感情でしたか?」
悲しい、さみしい、ムッとした。
その時にどんな気持ちかと聞くと「えーと」とスピーカーは考え始める。NVCではイエスかノーでしか答えられないことを聞くので、「どんな気持ちでしたか?」などと聞いて感情がグルグルならずに、自分のスペースができるそうです。 こういったことをメタ認知と言うそうです。
このワークを通じてスピーカーは「店員に良い気配り対応をされなかったことに対して怒っている部分もあるが、店員と良いつながりができなかったこと、また 店員にそんな対応をさせてしまった自分の言動を残念に思っている」ということに気づきました。
【続く】
共感的コミュニケーションとは、コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくとい う、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。
この手法は、カール・ロジャ-ス博士の弟子のマーシャル・ローゼンバーグ博士によって体系付けられました。 具体的なやり方は、観察・感情・ニーズ・リクエストの4つの段階に分けて、コミュニケーションで起こっている問題・ズレを整理していきます。 アタマで判断・批判・分析・取引などするかわりに、自分自身と 相手の心(ハート)の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)・ニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心か らつながりながら共感を伴ってコミュニケーションをすることを主眼にします。
(ラーニングNVCプロジェクトのサイトより引用)
今回は、初めての方が多かったこともあり、まず、2分間のエクササイズからスタートしました。 今どんな気持ちかを知ろうということで2分間、心を感じる時間を持ちました。
頭で考えてしまう癖がついているわれわれ現代人は、なかなか心に向き合うこと が難しく、体がしっくりこない、ムズムズふわふわ落ち着かないこともあるそうです。
やはり、初めてなので緊張する人が多く、思わず講師の万里先生が足を投げ出したり、天井にぶら下がったりしてもいいですよ!(笑い)とのアテンドもありました。
大切なのは、今この瞬間の気持ち=考えではなく、ぱっと気づけるようになるといいそうです。そうやって感情(Feeling)に向き合うことに意識づけが 大事なことを学びました。 もう一つ大事なニーズ(Needs)。これは日本語に訳しにくいそうですが、自分がこんな事を欲しているということ。わき上がってくる感情 (Feeling)の根本にある大事なこと。 ニーズ(Needs)があるから腹おち・腑に落ちるそうです。
今日のワークショップは、まず、最近起きた感情がわき上がったエピソードが題材ということで参加者が体験を披露しました。
どんな話かというと、
「コンビニでFAXを送ろうとしたら相手が話し中でうまくいかなくて、コピー複合機械の表示もどうしたらいいのか案内がなく困ったので店員を呼びました。そうしたら店員は画面上の指示に従ってくださいの一点張り。 画面を一度メニューに戻してしまったのでわかりませんが話し中でうまくいかずどうやったら再送信できるのか?自動ではやってくれないのか?をたずねても、 画面に表示された通りやってくださいとしか言わない。
送信できなかったのだからお金は戻ってこないのかをたずねた時に、お金のクレジットが減っていないことに気が付いて、もう一度最初から操作したら今度は送信することができました。しかし、自分のミスにも気が付いたので、ばつが悪く逃げるように店を出てきました。」
というもの。
それに対して他の参加者がスピーカーにどんな感情がわき上がったかを聞いてみました。「あなたは、~の感情でしたか?」
悲しい、さみしい、ムッとした。
その時にどんな気持ちかと聞くと「えーと」とスピーカーは考え始める。NVCではイエスかノーでしか答えられないことを聞くので、「どんな気持ちでしたか?」などと聞いて感情がグルグルならずに、自分のスペースができるそうです。 こういったことをメタ認知と言うそうです。
このワークを通じてスピーカーは「店員に良い気配り対応をされなかったことに対して怒っている部分もあるが、店員と良いつながりができなかったこと、また 店員にそんな対応をさせてしまった自分の言動を残念に思っている」ということに気づきました。
【続く】